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個別指導のメリットとは
これまで塾に通っていなかったお子様の塾通いを検討し始めたとき、最初に悩むのは「集団指導塾にするか、個別指導塾にするか」ではないでしょうか。
「勉強に集中できない」「学習方法がわからない」などお子様一人ひとりに個性があるため、その子に合わせた塾を選ぶことが大切ですね。
また、自宅で指導してもらえる家庭教師と、個別指導の違いも気になるところです。
ここでは、それぞれの指導内容の違いを確認しながら、個別指導塾にスポットをあて、個別指導のメリット、個別指導が向いている子について解説します。
個別指導塾の指導内容
個別指導塾とは、講師1人が生徒1~5人を担当する少人数制の塾で、一人ひとりの個性、生活環境、能力などに合わせた指導が受けられます。
集団塾や学校のようにクラス内の生徒すべてに画一的な授業を行う指導スタイルとは異なり、生徒が1人でも複数人であっても、講師が生徒に対し常に1対1で対応します。生徒一人ひとりに合った丁寧な指導が行われるのが特徴です。
生徒は勉強のわからないところを質問したり、ちょっとした疑問がわいたときに確認したりできるので、効率よく勉強を進めることができます。また、わからないことがあるたびに何度も反復でき、しっかり理解してから先へと進むことができるという安心感も、うれしいポイントです。
教室内の環境は学習塾によってさまざまですが、ブースで区切られた個別指導ブースや完全個室のスペースなどがあり、周囲を気にすることなく集中して学習できる環境が整っています。
以下のような特徴があるのでチェックしておきましょう。
- 生徒の学力や性格などに応じ、一人ひとりに合わせた学習計画を作成
- 生徒の学習進度に合わせて、基礎的な学力を定着させることを目的に指導
- 基礎的な学力が定着したら、応用力を身につけるための指導
- 入試・受験に向けた対策として、過去問題の解説や模擬試験などを実施し、志望校の入試傾向に合わせた指導や、学習方法や進路についてのアドバイスまで行う
- 勉強のやり方や学び方を指導し、生徒それぞれの学習習慣をサポートする
集団指導塾の指導内容
集団指導塾は教室に10~20人以上の生徒を集め、講師が主導となって授業を行い、学校の授業と同様の対面形式で進められます。あらかじめ用意された一律のカリキュラムに沿って授業が行われるため、ある程度の基礎ができている生徒に選ばれる傾向にあります。
集団塾の指導内容は、一般的には以下のようなものが含まれます。
- 決まった曜日・時間でカリキュラムが組まれている
- 受験を目的とした志望校対策がある
- 定期的に模試が行われる
- 予習型の集団塾では授業の先取り学習が行われる
- 同じような目標を持つ仲間と切磋琢磨できる
集団塾では、生徒の理解度に関係なく一律の進度で授業が進められる傾向にあります。そのため、個別のニーズには対応できない場合があるので注意が必要です。
家庭教師の指導内容
家庭教師は、先生が自宅に来て、生徒に勉強の指導をするスタイルです。おもに小学生から高校生までが対象で、指導の目的は学校の予習復習やテストのフォロー、受験対策まで、生徒や保護者の要望に合わせて行われます。
家庭教師の指導内容とメリットは、以下の通りです。
- わからないもの・苦手なものを中心に指導する
- 理解度や勉強の進み具合に合わせて授業を行う
- 通う必要がないので、移動時間を短縮できる
- 慣れた環境で落ち着いて勉強できる
一方で、家庭教師は自宅での学習ならではのデメリットもあります。
- 先生の学力や知識にばらつきがあり、教科ごとの専門性に乏しい
- 指導が先生一人の勘まかせで進められてしまう
- 受験の最新情報などは持ち合わせていないことがある
家庭教師の場合、ほかの生徒がいないぶん集中して指導を受けられる利点がありますが、メリハリがなく、塾のように一緒にがんばれる、刺激しあえる仲間がいないので、やる気と集中力が生まれにくい傾向があります。また、保護者にとっては先生が自宅に来るので気を遣うという欠点もあります。
個別指導のメリット
個別指導のメリットには、次のようなものがあります。
1.生徒のペースで学べる
学習の進度、習熟度は一人ひとり異なるもの。集団塾のように「わからないまま進んでしまった」ということがなく、理解できるまで指導してもらえます。理解度の早い生徒なら、目標に合わせてどんどん先の学習へ進むこともできるでしょう。
2.学習状況に合ったカリキュラムを使える
個別指導では、生徒が今までどのような学習の生活習慣を送っていたかを振り返り、これからの学習計画をたてます。そのため、生徒の性格や目的にぴったりの最適なカリキュラムを組むことができます。
3.必要な教科のみを重点的に学べる
苦手ゆえに勉強しない、放っておいてしまったという教科はありませんか。できないという思い込みや苦手意識は、個別指導で改善することができますよ。
4.学習環境が変わる
散らかっている、騒がしいなど集中できない環境での学習はつらいものです。集中して学習できる環境であれば、勉強への意欲も高まるでしょう。
5.勉強のやり方・学び方がわかる
勉強しないのは、単純にやり方がわからないだけのこともあります。丁寧な指導を行っている塾であれば、家での勉強方法や学習計画もフォローしてくれますよ。
6.自分で考える力が身につく
個別指導では、特に通い始めた直後に定期的に学習方法の見直しが行われるなど、生徒に合わせたアフターフォローが充実しています。自分に合った学習方法を見い出すことで、生徒自身の勉強スタイルが身につき、自信につながるでしょう。
個別指導塾では、自宅とは違い緊張感のある環境で、生徒一人ひとりに合わせた丁寧な指導が受けられるメリットがあります。また、指導のプロである講師との信頼関係を築くことで、自宅学習よりも学習効果が高まり、成績アップにつながることが期待できます。
東京・神奈川・埼玉に教室がある代々木個別指導学院では、個別指導にありがちな何から何まで教えてしまう過保護な指導や、家庭教師に起こりがちななれ合いの指導などの問題を解消し、いままでの塾とは違う指導スタイルが特長です。
- 生徒の個性・能力・勉強の目的に合わせたオーダーメイドで、自分のペースでじっくり学習できる
- アットホームな雰囲気で気軽に質問できる
- 単に答だけを教えるのではなく、問題の解き方、解法のヒントを与え、自分で考える力が身につく指導
- できるまでの徹底指導と忘れることを防ぐ反復練習など学習習慣の改善
- 集中して自分のペースで学習でき、やる気と集中力が高まる理想的な学習環境
- 授業を担当する先生と総合学習アドバイザーが常に一人ひとりの生徒を見守るきめ細やかなサポート体制
個別指導が向いている子
個別指導はその子に合わせたカリキュラムが組まれるため、集団塾に比べて臨機応変に指導対応してもらえます。次のような例にあてはまるお子様は、個別指導が向いているといえるでしょう。
- 集団での授業についていけない
- とにかく集中できない
- 極端な苦手教科がありどうにかしたい
- 引っ込み思案で質問ができない
- 習い事や部活などでスケジュール調整が難しい
集団塾は単科受講ができないことがあるので、得意不得意がはっきりしている場合は個別指導の塾がおすすめです。
また、集団塾は曜日や時間が固定されており、遅刻や欠席をしても授業は進んでしまうというデメリットも。そのため、授業時間が幅広く設定されている個別指導を選べば、忙しいお子様でも無理なく通えるでしょう。
まとめ
個別指導のメリットはおわかりいただけましたか。学習塾ひとつとっても、個別指導塾と集団塾ではさまざまな違いがあります。また、家庭教師と個別指導塾どちらも、生徒一人ひとりに合わせて指導を行うスタイルですが、指導内容や指導体制、講師や環境には大きな違いがあります。そのため、自分の性格や学習の目的に合わせて、指導スタイルやメリット、向き不向きを踏まえて慎重に検討したいですね。
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