【中学1年生向けの英語】be動詞を簡単に解説
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中学1年生になって本格的に英語の文法を学び始めると、「これってどういう意味?」「どうやって勉強したらいいの?」という疑問がたくさん出てきますよね。
今回は、英語の基本文法をわかりやすく紹介しながら、英語学習の基本をしっかりと固めていきます。
これを読んで、英語の基礎を理解していきましょう。
目次
be動詞とは何か、簡単に解説
まずは、英語の最も大切な基本として、「be動詞」を理解しましょう。
中1英語で学ぶ「am, is, are」は、“〜である”や“〜にいる”という意味を持つ動詞(be動詞)です。
be動詞は、英語の文を作るときにとても重要な役割を持つ動詞です。
be動詞には「am」「is」「are」の3種類の現在形があり、それぞれ使う場面が決まっています。
ここでは、be動詞を正しく使うためのルールをわかりやすく説明します。
主語とbe動詞の組み合わせ
「どのbe動詞を使うかは主語によって決まる」ということを覚えておきましょう。
主語とは、文の中で「誰が」「何が」を表す部分のことです。
たとえば「私は」「彼が」「彼女たちは」といった言葉が主語になります。
それでは、具体的にどの主語にどのbe動詞を使うのか、確認していきましょう。
主語が「I」の時
「am」を使います。
例文:I am a student.(私は生徒です)
「I」というのは「私」のことで、自分自身を表します。
この場合、be動詞は「am」を使います。
主語が「he, she, it」の時
「is」を使います。
he(彼)、she(彼女)、it(それ)といった、「三人称単数」の主語には「is」を使います。
例文:He is my brother.(彼は私の兄です)
例文:She is a teacher.(彼女は先生です)
例文:It is a cat.(それは猫です)
ここで「he」や「she」は誰か他の人を表していて、「it」は物や動物などを指しています。
この場合、be動詞は「is」を使います。
主語が「you, we, they」の時
「are」を使います。
「you」は「あなた」や「あなたたち」を指し、「we」は「私たち」、「they」は「彼ら・彼女たち・それら」を指します。
例文:You are very kind.(あなたはとても親切です)
例文:We are friends.(私たちは友達です)
例文:They are in the classroom.(彼らは教室にいます)
「you」「we」「they」は、複数の人や物を表すことが多く、それに合わせて「are」を使います。
be動詞の使い分けのポイント
英語でbe動詞を使うときには、「誰が主語なのか」をしっかり考えることが大切です。
日本語では「私は生徒です」「彼女は先生です」など、「です」という言葉が同じですが、英語では主語に応じて「am」「is」「are」を使い分ける必要があります。
ルール1
主語が「I」の場合は、必ず「am」を使います。自分自身を表す言葉だからこそ特別に「am」を使います。
ルール2
主語が「he, she, it」のときは「is」を使います。自分以外の一人のことや物を指すので「is」を使います。
ルール3
主語が「you, we, they」のときは「are」を使います。複数の人や物、または相手に対して使うため「are」が適しています。
例文で練習しよう
- I am happy.(私は幸せです)
- He is my father.(彼は私の父親です)
- She is my sister.(彼女は私の姉です)
- You are my best friend.(あなたは私の親友です)
- We are Japanese.(私たちは日本人です)
- They are at the park.(彼らは公園にいます)
be動詞は、英語の文を作る際のとても基本的な部分です。
be動詞の使い方を理解することで、英語の表現がぐんと広がります。
最初は混乱するかもしれませんが、たくさん練習していくうちに自然と使えるようになります。
自分でbe動詞を使った文をたくさん作ってみて、練習してみましょう。
一般動詞とbe動詞の違いは?簡単に解説。
be動詞以外の動詞を「一般動詞」と呼びます。
一般動詞は「何をするか」を表す動詞です。
たとえば「走る」「食べる」「見る」など、動作を表す言葉が一般動詞です。
日常生活で「行動をすることを表現」するために、とてもよく使う重要な動詞です。
一般動詞はbe動詞とは異なり、具体的にどのような動作を行っているのかを示すことができます。
※例えば、「私はサッカーをします」のように、何をするかを説明するときに使用します。
「〇〇をします」のようなイメージが一般動詞です。
大事な点としては、一つの文の中にbe動詞の現在形と一般動詞の現在形を混在させないことです。
×I am play baseball. のような形にはしてはいけません。
肯定文と否定文の作り方
一般動詞を使った肯定文と否定文の作り方を見てみましょう。
肯定文:I play soccer.(私はサッカーをします)
「play」という一般動詞を使って、「サッカーをする」という行動を表現しています。
否定文:I do not play soccer.(私はサッカーをしません)
否定文を作るときには、「do not」を使います。「do not」は「しない」という意味を持つ表現で、「play」の前に入れることで「しません」という否定の意味を表します。
【ワンポイントアドバイス】
否定文を短くして「do not」を「don’t」とすることも多いです。
例えば、「I do not play soccer.」は「I don’t play soccer.」と同じ意味で使用することができます。
疑問文の作り方
一般動詞の疑問文を作るときには、「Do」を文の最初に置きます。
このようにすると、その文が質問になります。
疑問文:Do you play soccer?(あなたはサッカーをしますか?)
「Do」を最初(文の頭)に使うことで、相手に質問する形(疑問文)を作ることができます。
「Do」は疑問文を作るための言葉で、「あなたはサッカーをしますか?」と相手に聞きたいときに使えます。
【ワンポイントアドバイス】
疑問文に答えるときには、「Yes, I do.(はい、します)」または「No, I do not.(いいえ、しません)」と答えるのが基本です。
これらの基本的な形を覚えると、英語でいろいろなことを表現する力がついてきます。
肯定文、否定文、疑問文を使い分ける練習をたくさんしてみましょう。
三単現(さんたんげん)のルールを覚えよう
「三単現(さんたんげん)」とは「三人称単数現在形」の略です。
少し難しそうに聞こえますが、ルールはとてもシンプルです。
主語が「he(彼)」「she(彼女)」「it(それ)」のとき、つまり「三人称」であり、さらにその主語が一人または一つだけ(単数)のとき、動詞に「s」や「es」を付けるというルールです。
このルールは、英語を学ぶときに非常に大切で、中学1年生がよく間違いやすい部分でもあります。
例文で三単現を練習しよう
具体的な例文で三単現の使い方を確認してみましょう。
He plays soccer.(彼はサッカーをします)
「he」が主語で、「彼」を表しています。
この場合、動詞「play」に「s」を付けて「plays」とします。
She goes to school.(彼女は学校に行きます)
主語が「she」の場合も同じように、「go」に「es」を付けて「goes」とします。
「go」のように「o」で終わる動詞には、「es」を付ける必要があるので注意しましょう。
三単現のルールをしっかり覚えておくと、英語の文を正しく作れるようになります。
このルールは、主語が一人称(I)や二人称(you)のときには適用されず、三人称単数のときには限定して使用するルールになります。
「三単現」のポイントを忘れずに、たくさん練習してみましょう。
中1英語:be動詞と一般動詞のまとめ
今回の内容では、英語学習の最も基本となる「be動詞」と「一般動詞」について解説しました。
どちらも、英語の文法を理解する上で非常に大切な部分ですので、しっかりと覚えておきましょう。
be動詞のポイント
be動詞は「am」「is」「are」の3つがあります。
主語によって使うbe動詞が異なり、主語が「I」の時は「am」、「he, she, it」の時は「is」、「you, we, they」の時は「are」を使います。
be動詞は「〜です」や「〜にいる」という意味を持ち、基本的な自己紹介や状況の説明に使います。
一般動詞のポイント
一般動詞は「何をするか」を表す動詞で、「走る」「食べる」「見る」などの動作を示します。
肯定文では一般動詞をそのまま使い、否定文では「do not(don’t)」を使って否定を表現します。
疑問文では「Do」を文の最初に置いて質問を作ります。
三単現のポイント
主語が「he, she, it」の時は、動詞に「s」や「es」を付けるルールを「三単現」と呼びます。
このルールをしっかり守ることで、文法的に正しい文章が作れるようになります。
be動詞と一般動詞は、英語学習の基本中の基本です。
この2種類の動詞の違いを理解し、たくさんの例文で練習することで、英語で自分の考えや状況をしっかりと表現できるようになります。
また、「三単現」も頻繁に出てくるので、特に注意して使うようにしましょう。
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東京大学卒業後、小中高生向けの通信教育事業に携わり、その後、大手出版社にて数々の参考書や辞書に編集に携わる。現在は都心に住む小中高生向けの塾選びのアドバイザーとしても活躍中。
■経歴
1967年 6月 高知県生まれ
1986年 3月 土佐高等学校 卒業
1986年 4月 東京大学教養学部文科1類 入学
1988年 4月 東京大学法学部第3類(政治コース)進学
1992年 3月 東京大学法学部第3類(政治コース)卒業
1996年 2月 株式会社増進会出版社 入社/通信教育事業部、株式会社ゼット会出版 書籍編集部にて勤務
2005年 2月 増進会出版社 退社
2005年 3月 株式会社三省堂 入社/辞書出版部 外国語辞書編集室、学参・教材出版部にて勤務
2021年10月 三省堂 退社
■これまでに編集を担当した書籍
『速読速聴・英単語Core 1800 ver.2』松本茂, 藤咲多恵子, Robert L. Gaynor, Gail K. Oura著、松本茂監修(Z会出版)2003年
『速読速聴・英単語Advanced 1000 ver.2』松本茂, 藤咲多恵子, Robert L. Gaynor, 古瀬哲也著、松本茂監修(Z会出版)2004年
『ウィズダム英和辞典 第2版』井上永幸・赤野一郎 編(三省堂)2007年
『財務情報英和辞典』菊地義明 著(三省堂)2008年
『デイリーコンサイス英和辞典 第8版』三省堂編修所 編(三省堂)2009年
『デイリーコンサイス和英辞典 第7版』三省堂編修所 編(三省堂)2009年
『ビジネス時事英和辞典』菊地義明 著(三省堂)2010年
『ビジネス実務総合英和辞典』菊地義明 著(三省堂)2010年
『グランドセンチュリー和英辞典 第3版』小西友七 監修/岸野英治 編(三省堂)2011年
『新しい常用漢字と人名用漢字』安岡孝一 著(三省堂)2011年
『ウィズダム英和辞典 第3版』井上永幸・赤野一郎 編(三省堂)2013年
『ウィズダム和英辞典 第2版』小西友七 監修/岸野英治 編(三省堂)2013年
『英語反意語辞典』富井篤 編(三省堂)2014年
『デイリーコンサイス和英辞典 第8版』三省堂編修所 編(三省堂)2016年
『グランドセンチュリー和英辞典 第3版 新装版』小西友七 監修/岸野英治 編(三省堂)2017年
『ウィズダム和英辞典 第3版』岸野英治 編(三省堂)2019年
『読解力と表現力を高めるSDGs英語長文Core』竹下厚志 著(三省堂)2020年