中3から塾は遅い?専門家が分かりやすく解説
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受験に向けてラストスパートの中3。
「ここまで自力で頑張ってきたけれど、受験が不安」、「志望校の偏差値に届かないけれど、どうしたらいいか分からない」という中3生は非常に多いです。
中3の1年間だけ塾に通ったとしても、志望校合格という結果につなげることはできるのでしょうか。
結論から申し上げますと、できれば中1や中2の早いうちから塾に通うのがおすすめなのですが、中3からでも、できるだけ早く通塾することで、合格に近づくことができます。
ただし中3から塾に通う上では、受験に間に合う塾の選び方と勉強方法を意識しておく必要があります。
今回の記事では中3から塾に通うのは遅いかもと不安になっている生徒や保護者様に向けて、中3からの塾選びで注意したいポイントについてご紹介していきます。
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目次
中3から塾はスタートが遅いって本当!?
文部科学省の調査によると、2007年11月時点で学習塾に通っている中1は45.1%、中2は50.9%、そして中3は65.2%です。
中2の段階で半数以上の生徒が塾に通っていることを鑑みると、中3から塾に通うのはどちらかというと遅い方であるといえます。
また中1・中2の段階では学習塾で受講している科目の1位は英語・2位は数学であるのに逆転して、中3になると受講している科目の1位は数学・2位は英語であることが分かっており、それぞれの科目の受講割合はいずれの学年でも80%以上です。
残りの国語・理科・社会に関しては中1・中2の段階で受講している生徒の割合は50%以下ですが、中3になると半数を超えてきます。
つまり中3から初めて塾に通うのはどちらかというと遅い部類に入るといえますが、国・理・社に関しては塾に通っている人のなかでも中3から通い始める人が増える傾向があるので、そこまで遅いとは言い切れないでしょう。
【参考文献】子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告 平成20年8月(文部科学省)
中3から塾を始めるときの塾選び
中3から塾に通うのであれば、1年間で確実に結果を出すための塾選びと勉強方法に対する理解が必要不可欠です。
実際に中3から塾に通う際のポイントをチェックしてみましょう。
中3からの塾選び①集団塾は避ける
集団塾は、学校の授業と同じように決められたカリキュラムに沿って集団授業形式で学ぶ学習塾です。
講師1人に対して15人〜30人の生徒が受講する形になりますので、授業内で質問や演習問題の解きなおし等をやる時間はなく、基本的には生徒自身が自立して学習していく必要があります。
また、中3から集団塾に通うことで最大の難点となるのが、カリキュラム制です。
一部の塾では「中学入学直前の2月」から、高校受験に向けた先取り学習がスタートしています。
中3の夏以降は過去問を含めた問題演習中心の時間になってしまうため、「中3からの塾通いで、分からない単元だけサクッと解決したい」「自分の悪いところを指摘してほしい」というような中3生の場合、集団塾では思ったような結果が出ないことが多いです。
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代々木個別指導学院なら弱点を「できる!」に克服
代々木個別指導学院では決まったカリキュラムに沿って授業を行うのではなく、生徒一人ひとりの苦手や目標に対して確実にアプローチすることができるよう、オーダーメイドのカリキュラムで学習を進めていきます。
入会前、そして入会後も定期的に、生徒自身が感じている勉強に対するお悩みや志望校合格に対する課題を分析するのは、個別指導のプロである総合学習アドバイザーです。
親身に相談にのることを心がけている総合学習アドバイザーは保護者の方からの要望もしっかりと学習計画に反映させますので、生徒が自身の力で弱点を克服して「できる!」と自信がみなぎる段階にまでサポートしてくれると評判です。
必要に応じて戻り学習や弱点克服集中学習を組み合わせ、確実に結果につながるキミ専用カリキュラムをご提案いたします。
中3からの塾選び②サポートが手厚い塾を選ぶ
先ほどご紹介した通り、中3向けの集団塾では各教科の講師1名ずつが15名〜30名程度の生徒を受け持ち、それぞれの授業を進めていきます。
集団塾での授業中は単元ごとのポイントや問題の解き方についての解説が中心となりますので、分からない部分に関する質問は基本的に授業時間外に自主的に行う必要があります。
自分から講師に声をかけることに対して「気恥ずかしい」「講師に声をかけづらい」と感じてしまう生徒の場合は、講師からの積極的な指導を受けることができずに成績アップにつながらないという悪循環に陥ってしまうリスクもあります。
特に中3の段階から塾に通うのであれば、なるべく講師やスタッフ側からの積極的なサポートがある塾が大切です。
代々木個別指導学院ならワンランク上のめんどうみで成長できる
代々木個別指導学院では指導を講師だけに任せるのではなく、個別指導の学習法に精通した総合学習アドバイザーが、学習の進捗状況や生徒の様子をしっかりと確認してきます。
認める・ほめる・励ますの3点を指導の中心とすることで、勉強に対する意欲と自信を育むのはもちろんのこと、思考力や自主性といった将来を自分自身の力で生き抜くために必要な人間性まで身につけることができるよう、意識しています。
代々木個別指導学院の特徴であるワンランク上のめんどうみの代表例として、「復習を宿題として課さない」というものがあります。
多くの集団塾や学校の授業では、授業中で解説した単元の復習であったり問題の解きなおしに関しては、自宅で行う宿題として持ち帰らせています。
しかしながら自宅で問題を解きなおしてみたとしても「やっぱり解き方が分からなかった」「授業中は分かったつもりでも、家に帰るまでに忘れてしまった」という結果につながりかねず、知識の定着にはつながらないのです。
そこで代々木個別指導学院では、解説を行ったその授業の中で、基本問題にチャレンジできるような時間設定をしています。
得た知識を用いて、生徒が実際にどのように問題を解いていくのかという過程を講師がしっかりと確認することによって、理解が追いついていなかった部分や曖昧になっている苦手ポイントをその場で再指導することが可能になるのです。
このようなワンランク上のめんどうみを掲げる代々木個別指導学院だからこそ、中3からの塾通いであっても遅いということはなく、確実に結果につなげることができるのです。
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中3からの塾に通う時の勉強法は「自分にピッタリ」が重要
中3からの通塾は近年の傾向と比較すると、どちらかといえば遅い塾デビューであるといえます。
しかしながら中3から塾に通い始めることで「塾に通い始めるのが遅かったから、とにかく知識を詰め込まないと」、「周りはここまで進んでいるから、早く自分も追いつかないと」というように、他の生徒を基準としたペースで学習を進めようと思って焦っても、良い結果につながることはありません。
なぜなら生徒一人ひとりが学習に対して抱えている困りごとや、苦手と感じている科目、志望校合格までに克服すべき弱点などは全く異なるため、自分のペースで自分の目標に向かって学習することが何よりも大切になってくるからです。
特に中3から塾に通うときには自分自身と向き合い、自己研鑽を意識して学習することを心がけましょう。
代々木個別指導学院ならピッタリ学べる
代々木個別指導学院では時間割も授業内容も、一人ひとり違います。
中3の引退まで部活動を頑張りたい生徒であっても、ライフスタイルを考慮して時間割で自由に学ぶことができるよう、総合学習アドバイザーが受講カリキュラムをコーディネートします。
学習内容に関しても各教科一律で学ぶのではなく、得意と苦手を考慮してスモールステップでピッタリ教えることを意識して指導しています。
学んだことは、すぐにその場で問題演習という形で理解度を確認していきますので、「分かったつもり」では終わらず、「絶対解ける!」という段階にまで学習内容を定着させていきます。
生徒自身もこのスモールステップ学習で「自分で解けた!」、「理解できた!」という成功体験を積むことができ、勉強に対するやる気や意欲の向上につながります。
生徒一人ひとりに寄り添い、並走しながら目標に向かって一緒に進む代々木個別指導学院なら、中3から塾に通っても遅いということはありません。
中3からの塾選びは慎重に!自分を成長させてくれる場所を見つけよう
中3の1年間は高校受験に向けて内申点を維持しつつ、試験本番に向けて実力をつけるための勉強も頑張る必要がある、とても大切な1年間です。
そのため、中3から塾に行く場合は、この貴重な1年間で確実に自分が成長できる塾選びと勉強法の意識がとても大切になってきます。
また「高校に合格さえすればなんでも良い」というわけではなく、中3の1年間を通して正しい勉強の方法を習得し、自分で考えて行動する力や自己肯定感を育むことのできる場に身を置くことが非常に重要です。
代々木個別指導学院では、画一的なカリキュラムに基づいて詰め込み学習を推奨することは決してありません。
生徒一人ひとりのライフスタイルや勉強に対する困りごとと課題、そして目標を踏まえてキミ専用のカリキュラムを作成し、個別指導に精通した総合学習アドバイザーと経験豊富な講師が、中3からの通塾をサポートします。
代々木個別指導学院の雰囲気や授業内容をご確認いただける無料の体験授業と、総合学習アドバイザーが親身に中3からの通塾に対する疑問点にお答えさせていただく入塾カウンセリングを通して、ぜひ他塾とは全く異なる代々木個別指導学院の指導をご確認いただければと思います。
中3から塾に通っても「遅すぎる」、「意味がない」ということは全くありませんので、お気軽にお近くの代々木個別指導学院までお問い合わせください。
代々木個別指導学院は東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に77校あります。
東京大学卒業後、小中高生向けの通信教育事業に携わり、その後、大手出版社にて数々の参考書や辞書に編集に携わる。現在は都心に住む小中高生向けの塾選びのアドバイザーとしても活躍中。
■経歴
1967年 6月 高知県生まれ
1986年 3月 土佐高等学校 卒業
1986年 4月 東京大学教養学部文科1類 入学
1988年 4月 東京大学法学部第3類(政治コース)進学
1992年 3月 東京大学法学部第3類(政治コース)卒業
1996年 2月 株式会社増進会出版社 入社/通信教育事業部、株式会社ゼット会出版 書籍編集部にて勤務
2005年 2月 増進会出版社 退社
2005年 3月 株式会社三省堂 入社/辞書出版部 外国語辞書編集室、学参・教材出版部にて勤務
2021年10月 三省堂 退社
■これまでに編集を担当した書籍
『速読速聴・英単語Core 1800 ver.2』松本茂, 藤咲多恵子, Robert L. Gaynor, Gail K. Oura著、松本茂監修(Z会出版)2003年
『速読速聴・英単語Advanced 1000 ver.2』松本茂, 藤咲多恵子, Robert L. Gaynor, 古瀬哲也著、松本茂監修(Z会出版)2004年
『ウィズダム英和辞典 第2版』井上永幸・赤野一郎 編(三省堂)2007年
『財務情報英和辞典』菊地義明 著(三省堂)2008年
『デイリーコンサイス英和辞典 第8版』三省堂編修所 編(三省堂)2009年
『デイリーコンサイス和英辞典 第7版』三省堂編修所 編(三省堂)2009年
『ビジネス時事英和辞典』菊地義明 著(三省堂)2010年
『ビジネス実務総合英和辞典』菊地義明 著(三省堂)2010年
『グランドセンチュリー和英辞典 第3版』小西友七 監修/岸野英治 編(三省堂)2011年
『新しい常用漢字と人名用漢字』安岡孝一 著(三省堂)2011年
『ウィズダム英和辞典 第3版』井上永幸・赤野一郎 編(三省堂)2013年
『ウィズダム和英辞典 第2版』小西友七 監修/岸野英治 編(三省堂)2013年
『英語反意語辞典』富井篤 編(三省堂)2014年
『デイリーコンサイス和英辞典 第8版』三省堂編修所 編(三省堂)2016年
『グランドセンチュリー和英辞典 第3版 新装版』小西友七 監修/岸野英治 編(三省堂)2017年
『ウィズダム和英辞典 第3版』岸野英治 編(三省堂)2019年
『読解力と表現力を高めるSDGs英語長文Core』竹下厚志 著(三省堂)2020年