小学生に塾のマンツーマン指導は向いている?専門家が解説
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マンツーマン指導とは、個別指導塾で採用されている授業形式のひとつです。
ただ、塾のマンツーマン指導について「言葉は聞いたことがあるけれど、詳しくは知らない」「興味はあるものの、自分の子どもに向いているのか分からない」という方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、小学生が塾のマンツーマン指導を受ける際のメリットとデメリットについて解説します。
通塾のタイミングや塾選びのポイントについても紹介しているので、マンツーマン指導塾の利用を検討している方、子どもに合った塾の選び方が知りたい方はぜひ、本記事を参考にしてください。
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目次
塾のマンツーマン指導とは?
マンツーマン指導とは、塾において1人の生徒に対して1人の講師が教える指導形式です。
塾には、数十人の生徒を講師1人で教える「集団指導塾」と、マンツーマンで教える「個別指導塾」の大きく分けて2種類があり、マンツーマン指導は後者の個別指導塾で主に採用されています。
マンツーマン指導の特徴は、なんといってもマンツーマンによる指導のきめ細やかさです。
子どもの学力や目標などに合わせて授業が組まれるのに加え、分からない部分があれば他の生徒を気にせずいつでも講師に質問できる環境も整っています。
そのため、「算数と理科を重点的に教えてほしい」「中学受験の対策がしたい」など具体的な学習目標がある子どもには、マンツーマン指導が向いているといえるでしょう。
小学生がマンツーマン指導を受けるメリット
小学生がマンツーマン指導を受けるメリットは、次のとおりです。
- 1人ひとりに合ったカリキュラムで学習できる
- 講師に分からない点を質問しやすい
- 自分のペースで学習できるため内容が定着しやすい
- 都合に合わせて塾のスケジュールを変更しやすい
それぞれのメリットについて、詳しく確認していきましょう。
1人ひとりに合ったカリキュラムで学習できる
マンツーマン指導を行っている個別指導塾では、生徒の目標や学習状況などに合わせてオリジナルのカリキュラムを組みます。
集団指導塾は学校のように集団で授業が行われるため、すでに分かっている内容ばかりだったり、難しすぎて授業に付いていけなくなったりする可能性もゼロではありません。
しかし、マンツーマン指導であれば、希望を最大限に考慮して授業が組まれるため、途中でカリキュラムや学習の進度を自由に調整できます。「苦手な算数の授業を増やしたい」「得意な科目は先取りで学習したい」といった希望がある場合は、マンツーマン指導で効率的に子どもの学力を伸ばせるでしょう。
わからない点を講師に質問しやすい
わからないことがあったら講師にいつでも相談できる点も、マンツーマン指導のメリットです。
引っ込み思案な性格の場合、学校の授業や集団指導塾でわからない部分を質問するのが苦手な子もいるかと思います。
その点、マンツーマン指導は講師が1対1で関わってくれるため、気軽にわからない部分を質問しやすくなり、わからないまま授業が進んでいくことがなくなります。
人柄や教え方が合う講師と出会えれば、楽しく勉強しながら学力が伸ばせるでしょう。
自分のペースで学習できるため内容が定着しやすい
自分のペースで学習を進められるのも、マンツーマン指導のメリットといえます。
集団授業では「もう少し時間をかけて問題を解きたい」と思っても、集団に合わせたカリキュラムや進度があるため、どうしても他の生徒に合わせなければなりません。
しかし、マンツーマン指導であれば、理解できるまで何度も復習しなおすことができるため、学習内容が定着しやすくなります。
都合に合わせて塾のスケジュールを変更しやすい
急な予定や習い事など、都合に合わせてスケジュールを変更できるのもメリットのひとつです。
集団指導塾では、授業を受けるクラスによって曜日や時間が決められているため、欠席する場合は授業が受けられません。
しかし、個別指導塾の場合、受けられなかった授業の内容を次の授業に振り替えられます。講師とのスケジュールが合えば曜日自体をずらせる可能性もあるため、他の習い事と平行して塾に通いやすくなるでしょう。
小学生がマンツーマン指導を受けるデメリット
一方、マンツーマン指導にはデメリットもあります。
- 授業料が高い傾向にある
- 競争意識を持ちづらい
マンツーマンの指導を検討する際は、デメリットも考慮した上で判断しましょう。
授業料が高い傾向にある
マンツーマンの指導は、他の指導方法に比べて授業料が高いのがデメリットです。
生徒1人に対して講師が1人付くとなると大勢の講師が必要になるため人件費がかかり、その分授業料は高くなる傾向にあります。
授業料は塾によって異なりますが、目安としては集団授業の2~3倍程度の授業料になるため、塾とは別に習い事をさせようとお考えの場合は、注意してください。
代々木個別指導学院は集団塾よりもリーズナブル
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【おススメ関連コラム】代々木個別指導学院が小学生の塾で人気の理由!他塾との違いを徹底解説!▶
小学生の子どもを塾に通わせる適切なタイミングはいつ?
これまで子どもを塾に通わせたことがない場合、塾に入れるタイミングが分からない方もいるのではないでしょうか。
結論から述べると、小学生を塾に通わせるタイミングは、小学校の中学年ごろがいいといえます。
下記表は、文部科学省のデータを参考に小学生の学習塾費用をまとめたものです。
学年 | 公立 | 私立 |
1年生 | 31,181円 | 171,797円 |
2年生 | 33,365円 | 127,924円 |
3年生 | 54,172円 | 208,636円 |
4年生 | 81,635円 | 303,449円 |
5年生 | 125,821円 | 433,441円 |
6年生 | 155,013円 | 405,057円 |
表をみると、小学3~4年生から子どもの学習塾費用が大きく増えています。
この時期に子どもを塾に通わせている家庭が多いと推測できるため、小学3~4年生ごろを通塾の目安とするのがよいでしょう。
小学生を塾に通わせるタイミングについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
【小学生】失敗しない塾の選び方
学習塾はそれぞれ特徴が異なる上に数も多いため、どこを選べばいいか分からずお困りの方もいるでしょう。
小学生が通う学習塾を選ぶ際は、以下のポイントを参考にしてください。
- 塾に通う目的を明確にする
- 無理なく通える費用かを確認する
- 友だちが通っているという理由だけでは選ばない
それでは、ポイントごとに詳しくみていきましょう。
塾に通う目的を明確にする
学習塾には、「中学受験対策が得意」「学校の授業理解が得意」など、塾ごとに得意としている目的が異なります。
そのため、子どもを塾に通わせる目的に合った塾を選ぶことが大切です。
中学受験と学校授業のどちらをメインで対策するかを決めておくと、塾に入ってから「思っていたのと違った」と後悔する可能性が低くなるでしょう。
また、中学受験対策を目的とする場合は、塾の実績も合わせて確認しておくのがおすすめです。
私立は学校ごとに試験問題の特徴が異なるため、受験に向けて応用問題を中心に学習することになります。
受験を考えている中学校への合格実績が豊富な塾は、指導のノウハウがしっかりしているため信頼できるでしょう。
無理なく通える費用かを確認する
学習塾は指導形式や実績、人気などによって費用が大きく異なります。
「子どもの学習環境をなるべく整えてあげたい」「子どもに合った学習塾に入れてあげたい」と考える方もいるかと思いますが、塾を選ぶ際は塾代が無理なく払えるかを確認しておかなければなりません。
学習塾には、主に次の費用がかかります。
- 入会金
- 指導料
- 教材費
- 講師指名料
- 模試の受験費用
- 講習会費用
塾によっては不要のものもありますが、塾に通う上でこれらの費用が必要になることは前もって把握しておきましょう。
友だちが通っているという理由だけでは選ばない
「ママ友からおすすめされたから」「子どもと仲のいい友だちが通っているから」といった理由だけで塾を選ぶのはNGです。
おすすめされたり、子どもの友だちが通っていたりする塾は一見よさそうに思えますが、子ども同士の学力や通塾の目的が異なる可能性があります。候補として参考にするのは良いのですが、それだけで塾を選ぶのはやめましょう。
小学生の塾選びについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
【おススメ関連コラム】小学生の塾はどこがいい?選び方を専門家が分かりやすく解説▶
代々木個別指導学院は自分のペースで学習できる!
本記事では、小学生が塾のマンツーマンで指導を受けるメリット・デメリットや、塾選びのポイントについて解説しました。
小学生における勉強は、知識を増やすことはもちろん、学習習慣を身に付けたり個性や探求心を伸ばしたりする上でも重要な役割を果たします。そのため、子どもの性格や学習状況に合う学習塾を選ぶことが重要です。
代々木個別指導学院では、科目や単元ごとに学習のペースが選べる「フリーステップ学習」を採用しています。苦手な単元はじっくり理解を深められ、得意な単元は先取り学習でどんどん学力が身に付けられるため、自分のペースで効率的に学習を進められるでしょう。
子どものペースに合わせた学習指導に興味のある方、小学生のうちに学習習慣を付けさせたい方はぜひ、代々木個別指導学院をご検討ください。
代々木個別指導学院は東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に77校あります。
東京大学卒業後、小中高生向けの通信教育事業に携わり、その後、大手出版社にて数々の参考書や辞書に編集に携わる。現在は都心に住む小中高生向けの塾選びのアドバイザーとしても活躍中。
■経歴
1967年 6月 高知県生まれ
1986年 3月 土佐高等学校 卒業
1986年 4月 東京大学教養学部文科1類 入学
1988年 4月 東京大学法学部第3類(政治コース)進学
1992年 3月 東京大学法学部第3類(政治コース)卒業
1996年 2月 株式会社増進会出版社 入社/通信教育事業部、株式会社ゼット会出版 書籍編集部にて勤務
2005年 2月 増進会出版社 退社
2005年 3月 株式会社三省堂 入社/辞書出版部 外国語辞書編集室、学参・教材出版部にて勤務
2021年10月 三省堂 退社
■これまでに編集を担当した書籍
『速読速聴・英単語Core 1800 ver.2』松本茂, 藤咲多恵子, Robert L. Gaynor, Gail K. Oura著、松本茂監修(Z会出版)2003年
『速読速聴・英単語Advanced 1000 ver.2』松本茂, 藤咲多恵子, Robert L. Gaynor, 古瀬哲也著、松本茂監修(Z会出版)2004年
『ウィズダム英和辞典 第2版』井上永幸・赤野一郎 編(三省堂)2007年
『財務情報英和辞典』菊地義明 著(三省堂)2008年
『デイリーコンサイス英和辞典 第8版』三省堂編修所 編(三省堂)2009年
『デイリーコンサイス和英辞典 第7版』三省堂編修所 編(三省堂)2009年
『ビジネス時事英和辞典』菊地義明 著(三省堂)2010年
『ビジネス実務総合英和辞典』菊地義明 著(三省堂)2010年
『グランドセンチュリー和英辞典 第3版』小西友七 監修/岸野英治 編(三省堂)2011年
『新しい常用漢字と人名用漢字』安岡孝一 著(三省堂)2011年
『ウィズダム英和辞典 第3版』井上永幸・赤野一郎 編(三省堂)2013年
『ウィズダム和英辞典 第2版』小西友七 監修/岸野英治 編(三省堂)2013年
『英語反意語辞典』富井篤 編(三省堂)2014年
『デイリーコンサイス和英辞典 第8版』三省堂編修所 編(三省堂)2016年
『グランドセンチュリー和英辞典 第3版 新装版』小西友七 監修/岸野英治 編(三省堂)2017年
『ウィズダム和英辞典 第3版』岸野英治 編(三省堂)2019年
『読解力と表現力を高めるSDGs英語長文Core』竹下厚志 著(三省堂)2020年