【中学生向け】テスト勉強の効果的な計画表の作り方を解説
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勉強計画表とは、学習目標を達成するために、どのような学習をいつ行うかを計画的に記録した表です。
勉強スケジュールなどと似たようなものですが、スケジュール帳よりも、より細かく、勉強の計画を記録しておくための表(シート)です。
勉強計画表は、学習内容や学習の進行状況、時間管理などを一目で確認できるようにするためのツールであり、特に、テストや入試などの目標に向けた勉強を行う際に非常に有効です。
効率的にテスト勉強を行うためには、部活や学校の宿題もあって限られた時間の中で、どの科目をどのくらい勉強するかを計画することで、時間を最大限に活用する必要があります。
また、勉強計画表に学習の進捗状況を記録していくことで、長期間にわたるテスト勉強のモチベーションを維持し続けられるようになります。
さらに、計画した内容と実際の進捗を比較し、計画の見直しや学習方法の調整を行うためにも、勉強計画表の作成は成績アップに大変重要といえます。
そこで今回は、テスト勉強のための効果的な勉強計画表の作り方を解説します。
自分にあった勉強計画表を作り、成績アップを実現したいという方は、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
中学生が勉強計画表を作る理由は?
まずは勉強計画表を作る理由を解説していきます。
「なぜ勉強計画を作るのか」、「なんのために勉強計画表を作るのか」を明確にしておきましょう。
勉強も部活も、なんでもそうですが、「なぜそれをやるべきなのか」をはっきりさせておくことで、モチベーションを高めながら実践することができます。
学習効率を向上させられる
勉強計画表の最大のメリットは、学習効率の向上にあります。
計画表やスケジュールを用いることで、何をいつ学習するかが明確になり、無駄な時間を省くことができます。
また、計画的に学習することで、自分の好きな単元ばかり勉強してしまう、嫌な苦手強化はそのままにしてしまうという事がなくなり、全体的な成績アップを実現することができます。
逆に、勉強計画表を使わずに学習を始めてしまうと、場当たり的に(ランダムに)、思いついたものから勉強することになってしまい、「勉強したのに点数が伸びない」という状態になりやすいです。
学習内容が明確化できる
勉強計画表があることで、何を学習するか、何を勉強したかを明確にすることができます。
各科目の重要な範囲や、強化すべきポイントを計画表に記入することで、学習すべき内容が一目瞭然になります。
これにより、学習時に「何を勉強すればいいか」で悩む時間が削減され、効果的な学習が実現できます。
また、「昨日勉強したこと」が記録できることも大きなメリットです。
計画表に記録を付けることで、「勉強したかどうか忘れた」ということがなくなるので、より効率的に勉強ができるようになります。
時間管理が効率的になる
勉強計画表を作成することで、各科目に割り当てる学習時間を計画的に管理することができるようになります。
これにより、特定の科目に偏った学習を避け、バランスの取れた学習スケジュールを実現できます。
また、学習時間の管理を徹底することで、深夜に勉強をしたり、無理な徹夜をしたり、体に負担がかかるようなスケジュールを作ってしまうということを回避できます。
「健康的な学習習慣」を作るためには、自分に合った勉強計画表を作成し、無理のない学習プランを構築することが重要です。
モチベーションを向上できる
具体的な目標を設定することは、モチベーションを高める効果があります。
そのため、勉強計画表には短期目標と長期目標を設定することをおすすめしています。
それぞれの目標に向けての進捗を記録することで、一歩一歩日々の成長を実感することができるようになります。
小さなゴールに到達することで、達成感を味わうことができ、さらに次の学習への意欲が湧いてきます。
中学生の勉強は長期間に及びます。
毎日の学習や定期テスト、実力テストを経て、志望校への受験につながります。
1年後・2年後に大きな目標があったとしても、そこに到達するまでのモチベーションを維持することは難しいです。
勉強のやる気を持続させるためには、「志望校合格」という大きな目標だけではなく、毎日、毎週、毎月の小さな目標を設定することがとても重要です。
目標設定や目標達成状況を記録していくためにも、勉強計画表は効果的なテクニックといえます。
自己管理能力が向上する
勉強計画表を作成し、それに従って学習を進めていくというプロセス自体が、自己管理能力を養うのにも非常に有効です。
自分自身で計画を立て、それに基づいて学習を進めることで、タスク管理能力や自己管理能力を身につけられます。
このスキルは、学生時代の勉強だけではなく、社会に出てからも必要な力になりますので、中学生のうちから、「計画を立てて実行する」ことを学んでおきましょう。
勉強計画表作成の基本
効果的な勉強計画表を作成するためには、明確な目標を設定することが重要です。
長期的な目標と短期的な目標を分けて考え、それぞれに達成可能なステップを設定してみましょう。
例えば、長期的な目標は「全科目の平均点を上げる」、短期的な目標は「次のテストで数学の点数を10点上げる」などです。
できるだけ具体的で達成可能な目標を立てましょう。
「志望校合格」といったような、大きな長期的目標を作ることも重要ですが、もう少し具体的に、「〇〇高校に合格するために、まずは定期テストで5教科400点を超える」といったような目標を設定するのがおすすめです。
効果的な勉強計画表の作り方
勉強計画表には、科目、学習内容、時間、目標などの具体的な項目や「やることリスト」を入れるのがおすすめです。
「◯月◯日20時〜21時まで勉強」ではなく、「◯月◯日20時〜21時まで、代々木個別指導学院で、数学のテスト範囲の練習問題を全てやる」といった計画を作りましょう。
各教科や各科目ごとに、何を学ぶのか、どのくらいの時間を割り当てるのかを明確にすることで、自分がやるべきことに集中して勉強することができるようになります。
「今日は何を勉強しようかな」と考えている間に、机に向かうことに疲れてしまう生徒も少なくありません。
具体的に勉強するべきことを決めてしまい、計画表に従って勉強を進められる状態を作りましょう。
また、学習計画は現実的で柔軟性を持たせることが大切です。
「毎日19時〜23時まで勉強」といったような、無理なスケジュールを作ってしまうと、計画通り勉強を進められなくなってしまいます。
途中で風邪を引いてしまうかもしれませんし、部活動で忙しくなる可能性もあります。
そのような事態にも対応できるように、計画を柔軟に調整できるようにしておくことがおすすめです。
勉強計画表の作成手順
勉強計画の作成手順をご紹介します。
こちらの方法を参考に勉強計画表を作ってみましょう。
- 目標設定:テストの目標点数や学習範囲を明確にします。
- 科目別の計画:各科目について、何をいつまでに学習するか計画します。
- 時間配分:各科目に割り当てる学習時間を決定します。
- 実践と評価:計画に沿って学習し、定期的に進捗を確認します。
1. 目標設定
勉強計画表を作るには、まず具体的な目標を設定します。
目標を明確にすることで計画表の方向性が定まりますので、長期的な目標(大きな目標)と、短期的な目標(小さな目標)を設定しましょう。
また、目標は、現実的かつ達成可能なものに設定するのがおすすめです。
例えば、「数学の次のテストで80点以上を取る」や「英語の語彙力を伸ばすために毎日20単語を覚える」といった具体的な目標が理想的です。
2. 科目別の計画
各科目ごとに、どの範囲をいつまでに学習するかを計画しましょう。
この際、全科目を均等にカバーする必要はなく、苦手科目や重要な科目に多くの時間を割り当てていくこともポイントです。
その戦略を考えるためにも、1. で決めた目標が重要になってきます。
目標を達成するための学習内容を具体的に定めましょう。
3. 時間配分
各科目にどれくらいの時間を割り当てるかを計画しましょう。
総勉強時間はもちろん、各科目の優先順位を考慮することが重要です。
また、勉強時間を具体的な時間帯(例:18時から19時は数学の勉強)に割り当てるのがおすすめです。
具体的な時間を設定しておくことで、ダラダラとスマホを触ってしまったり、テレビを見てしまうといった状態を回避できます。
4. 実践と評価
勉強計画表を作ったら、計画に基づいて学習を開始しましょう。
どれだけ優れた計画表を作っても、計画を実行に移さなければ台無しです。
また、計画の進捗状況を確認しながら、計画に沿って勉強を進められるようにしましょう。
代々木個別指導学院で勉強のプロと一緒に勉強計画表を作りましょう
代々木個別指導学院には、「総合学習アドバイザー」という生徒の学習をトータル的にサポートするプロの専門家が在籍しています。
勉強計画表の作り方やテストまでのスケジュール管理をサポートするのはもちろん、生徒と密にコミュニケーションを取り、「認める」、「ほめる」、「励ます」ことで、生徒のやる気をどんどん引き出していきます。
だからこそ、生徒一人ひとりに最適化されたカリキュラムや勉強計画表を作ることができます。
代々木個別指導学院の総合学習アドバイザーがサポートすることで、生徒は「勉強のやり方」を学び、その結果「自分の力で問題が解ける」という実感を手に入れていただくことができます。
また、総合学習アドバイザーは、生徒だけではなく保護者様との連絡も密に行います。
生徒の塾内での様子や学習の状態を共有すると同時に、保護者様からは、家庭での様子を共有してもらいます。
こうした情報共有を行うことによって、塾・家庭それぞれで具体的にやるべきことが明確になり、生徒一人ひとりに最適化された勉強計画表を作ることができます。
自分に合った勉強計画表を作り、どんどん成績を上げていきたいという方は、代々木個別指導学院までご相談ください。
総合学習アドバイザーが生徒の話を親身になって「聴く」ことで、生徒の特徴を見極め、ピッタリ合った勉強計画表を作ることができます。
代々木個別指導学院は東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に77校あります。
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東京大学卒業後、小中高生向けの通信教育事業に携わり、その後、大手出版社にて数々の参考書や辞書に編集に携わる。現在は都心に住む小中高生向けの塾選びのアドバイザーとしても活躍中。
■経歴
1967年 6月 高知県生まれ
1986年 3月 土佐高等学校 卒業
1986年 4月 東京大学教養学部文科1類 入学
1988年 4月 東京大学法学部第3類(政治コース)進学
1992年 3月 東京大学法学部第3類(政治コース)卒業
1996年 2月 株式会社増進会出版社 入社/通信教育事業部、株式会社ゼット会出版 書籍編集部にて勤務
2005年 2月 増進会出版社 退社
2005年 3月 株式会社三省堂 入社/辞書出版部 外国語辞書編集室、学参・教材出版部にて勤務
2021年10月 三省堂 退社
■これまでに編集を担当した書籍
『速読速聴・英単語Core 1800 ver.2』松本茂, 藤咲多恵子, Robert L. Gaynor, Gail K. Oura著、松本茂監修(Z会出版)2003年
『速読速聴・英単語Advanced 1000 ver.2』松本茂, 藤咲多恵子, Robert L. Gaynor, 古瀬哲也著、松本茂監修(Z会出版)2004年
『ウィズダム英和辞典 第2版』井上永幸・赤野一郎 編(三省堂)2007年
『財務情報英和辞典』菊地義明 著(三省堂)2008年
『デイリーコンサイス英和辞典 第8版』三省堂編修所 編(三省堂)2009年
『デイリーコンサイス和英辞典 第7版』三省堂編修所 編(三省堂)2009年
『ビジネス時事英和辞典』菊地義明 著(三省堂)2010年
『ビジネス実務総合英和辞典』菊地義明 著(三省堂)2010年
『グランドセンチュリー和英辞典 第3版』小西友七 監修/岸野英治 編(三省堂)2011年
『新しい常用漢字と人名用漢字』安岡孝一 著(三省堂)2011年
『ウィズダム英和辞典 第3版』井上永幸・赤野一郎 編(三省堂)2013年
『ウィズダム和英辞典 第2版』小西友七 監修/岸野英治 編(三省堂)2013年
『英語反意語辞典』富井篤 編(三省堂)2014年
『デイリーコンサイス和英辞典 第8版』三省堂編修所 編(三省堂)2016年
『グランドセンチュリー和英辞典 第3版 新装版』小西友七 監修/岸野英治 編(三省堂)2017年
『ウィズダム和英辞典 第3版』岸野英治 編(三省堂)2019年
『読解力と表現力を高めるSDGs英語長文Core』竹下厚志 著(三省堂)2020年