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目次
勉強ノートはただの記録ツールやメモではありません。
しかし、学校では「ノートの取り方」や「成績アップにつながるノート術」について詳しく学ぶ機会はほとんどありません。
そこで今回は、ノートを使いこなすための具体的な方法やテクニックを紹介します。
自分に合ったノートの選び方から、効果的な学習方法まで、ノートを最大限に活用するための秘訣をご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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テスト勉強のノート活用の重要性
ノートを正しく使うことは、単に情報を記録する以上の意味があります。
「ノートの取り方」や「成績アップにつながるノート術」などは、なかなか学校では習えないことだと思いますが、ノートの使い方やアイデアを知ることで、今までよりも圧倒的に知識を定着しやすくすることも可能です。
きれいなノートだけが正解ではない
ノート作りがうまい生徒というのは、必ずしも字がうまい生徒ではありません。
一見、字がうまくて、ノートにまとめるのがうまい生徒が書いたノートが正解のように見えますが、実際にはそうではありません。
基本的に、ノートというのは、自分のために作るものですので、「自分がわかっていればそれでいい」という考え方が正解になります。
だからこそ、「字が汚いからノートを取りたくない」とか、「センスがないからノートは書かない」とか、このような考え方はもったいないです。
ノートというのは、自分のために作る、自分だけのスペースです。
自分にとって見やすいノートであることが大切で、自分が読めれば問題ありません(宿題の提出には注意)ので、どんどんノートを活用するようにしましょう。
ノートは自分の言葉で書くこと
テスト勉強においてノートを活用する最大のメリットは、自分の言葉で内容を整理し、理解を深めることができる点にあります。
学校の先生や塾講師が黒板やホワイトボードに書いたことをそのままノートに書き写すだけでは、正しいノートの使い方とはいえません。
効果的なノートというのは、「自分の言葉で書く」ことがポイントです。
黒板を写してノートを埋めるだけでは、いざ問題を解く際に知識として活用することが難しく、自分の言葉で表現することで、学んだ知識を定着させることができ、「問題が解ける」という状態になります。
このプロセスを行うために重要なのが「ノート術」です。
ノートを取ることに集中してはいけない
注意すべき点として、ノートを取ること自体に集中し過ぎてしまってはいけません。
色鉛筆で不必要にカラフルにしたり、時間をかけてきれいにまとめたり、字がきれいに書けるまで何度も書き直したり、ノートをきれいにすることに力を入れてしまっては本末転倒です。
美しいノートを作ることよりも大切なのは、内容を理解し、問題を解く能力を高めることです。
きれいなノートを作ることに時間を費やすよりも、理解して応用できるようになることを目指しましょう。
ノートを取ることは、あくまでも手段であって目的ではありません。
目的は成績を上げること、勉強を理解することです。
そのためにノートを「活用する」ことが重要であり、ノートに翻弄されてしまってはいけません。
【おススメ関連コラム】中学生のテスト勉強の効果的な計画表の作り方を解説
テスト勉強用のノート活用術
勉強においてノート選びは、学習効率に大きな影響を与える重要なポイントです。
まず基本的に、理想的なノートとは、書き心地が良く、情報の整理がしやすいものである必要があります。
書きにくかったり、開きにくいノートを選ぶのはやめましょう。
また、「使いたくなるノート」を選ぶことも非常に重要です。
勉強のモチベーションを上げるコツとして、お気に入りの文房具を使うというのがおすすめです。
少しでも開きたくなるノートや、少しでも使いたくなるノートを選ぶようにしましょう。
そのような基本をふまえ、テスト勉強におすすめなノートの活用術をご紹介します。
サイズと罫線の選び方
ノートのサイズは、個人の好みと使用状況によって異なります。
※学校で推奨されているものがあればそちらをご使用ください
大きめのノートは、情報を広範囲にわたって書き込むのに適していますが、持ち運びには不便であり、参考書や資料集と一緒に机に開きにくくなってしまいます。
一方、小さめのノートは持ち運びに便利ですが、書き込むスペースが限られます。
暗記系科目用のノート、数学用のノートなど、勉強の種類によってサイズを変えるのもおすすめです。
また、罫線の種類も考慮する必要があります。
罫線なしのノートは自由度が高い一方で、罫線ありのノートは情報を整理しやすいです。
様々なノートが販売されていますので、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
ノートの使い勝手
ノート選びでは、書きやすさやページのレイアウトだけでなく、使い勝手も重要な要素です。
例えばルーズリーフは、ノートを自由に並べ替えることができて非常に便利ですが、情報をまとめた1枚のルーズリーフを紛失してしまう可能性もあります。
こまめにノートを見返す習慣のある生徒にはおすすめですが、とにかく素早くノートを取りたいという生徒にはおすすめできません。
このように、生徒の性格や勉強スタイルによってもおすすめのノートは異なります。
見た目やデザインだけではなく、「使い勝手」を意識したノート選びをするようにしましょう。
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ノートを使った効果的な学習方法
ノートを使った学習方法には様々なものがありますが、特に効果的なテクニックをいくつかご紹介します。
自分に合った方法を見つけていただき、自分なりのノート術を身につけましょう。
コーネル式ノート術
コーネル式ノート術とは、1989年にアメリカの名門、コーネル大学の学生のために開発されたノート術で、情報の整理(理解する力)や情報の引き出し(思い出す力)を伸ばすことができるテクニックです。
コーネル式ノート術をうまく活用することで、勉強したことを理解しやすくなり、暗記にも効果的です。
コーネル式ノート術では、ページを3つのセクションに分けます。
右側には授業のメモや詳細な内容を記録し、左側にはキーワードや要点、質問などを書きます。
そして最後に、下側のスペースに、この単元で学んだことや理解したことを「自分なりにまとめる」という作業を行います。
「自分なりにまとめる」というのが非常に重要であり、このプロセスによって、しっかりと理解をして、記憶に定着させることができます。
マインドマップ
マインドマップは、情報を図式化して視覚的に捉えるのに非常に効果的な方法です。
ノートの中心に大きなテーマを置き、そこから関連するサブテーマやキーワードが枝分かれするように配置していくイメージです。
ひとつの知識から、知識が枝分かれしていくように作っていくのがポイントです。
特に暗記系科目と相性がよく、社会であれば、歴史の時代別や地理の地域別にマインドマップを作ってみると良いでしょう。
その単元で学ぶべきことを1枚のマインドマップにまとめていく過程で、自分の知識を整理していくことができるため、テストで高得点が取れるレベルにまで理解を深めることができます。
図解法
図解法は、複雑なプロセスや概念を図式化してノートにまとめる方法です。
化学の反応や数学の方程式など、「流れ」をしっかりとイメージしておくべき教科との相性が良いテクニックです。
数式や化学反応などを理解するためには、全体のイメージをつかむことが非常に重要になります。
そのためにも、図解などの方法を使って、より直感的にイメージできるようにノートを作っていくことがおすすめです。
説明用ノート
自分が学んだことを他人に説明するようにノートを取る方法は、理解を深めるのに非常に効果的です。
この方法では、まるで他人に教えるかのように、ノートに内容をまとめていきます。
実際に他人に教えるわけではなく、「他人に教えるかのようにまとめる」ことが重要です。
本当の意味で理解していないと、教えるということはできません。
他人に教えられるようにノートを作ることで、しっかりと理解を深めていくことができます。
わかったつもりを「できる」に変えよう
勉強しているのにテストの点数が上がらないという生徒の場合、「わかったつもり」で勉強が終わってしまっている可能性があります。
「1時間勉強をする」、「学校の宿題を終わらせる」といったことで満足してしまい、「本当の意味で理解ができた」というレベルに到達できていないという生徒は多いです。
しっかりと理解することができてはじめてテストで問題が解けるようになります。
つまり、テストの点数を上げるためには、「わかったつもり」で勉強を終わらせていてはいけません。
だからこそ、まるで他人に教えるかのようにノートを作り、理解を深めていくことが効果的といえます。
代々木個別指導学院なら「できる」を実感できます
「わかること」と「できること」はまったく違います。
わかったつもりで終わらせずに、できるまでやりとげる習慣をつけることが大切です。
代々木個別指導学院では、生徒一人ひとりがやりとげられるようになるまで、徹底指導をしています。
できるまで繰り返し反復学習するのはもちろん、勉強計画の作り方や、ノートの取り方などもアドバイスさせていただきます。
- 勉強しているのに成績が上がらない
- 学校の授業についていくことが難しい
- 苦手科目をなんとか克服したい
- そもそも勉強する習慣がない など
生徒一人ひとりの勉強に関するお悩みを解決することができます。
勉強や進路に関する不安やお悩みがあるという方は、まずはお気軽に代々木個別指導学院までご相談ください。
中学生はノートを最大限に活用して成績アップ
効果的なノートの使い方を身に付けることは、成績アップにかかせません。
この記事で紹介したノートの活用法を実践し、どんどん学習効率を高めていきましょう。
ノートを上手に使いこなし、より記憶に残りやすく、より理解が深まるような勉強を意識しましょう。
代々木個別指導学院では、ノート作りのアドバイスや勉強方法の疑問やお悩みなどにも対応しています。
まずはお気軽にご相談ください。
代々木個別指導学院は東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に85校あります。