中学生が塾に通うなら「個別」と「集団」のどっちがおすすめ?
このページは約 13 分で読めます。有意義なページになっていますので、最後までご覧ください。
「中学校の授業についていけていない」
「定期テストの点数が下がり続けている」
「勉強に対する危機感はあるけれど、どうすればいいのかわからない」
中学生になると授業の難易度が大幅に上がり、学習量も一気に増えることから、急に勉強がわからなくなってしまうという生徒は少なくありません。
そのため、苦手を克服し、成績をアップさせるためにも、塾に通うというのは非常に効果的な方法になります。
しかし、一言で「塾」といっても、塾には大きく分けて「個別塾」と「集団塾」の2種類があります。
そこで今回は、「中学校の学習についていけていない」と感じている生徒にとって、個別塾と集団塾、どっちを選べばよいかについて解説しながら、塾選びの参考になるポイントを多数ご紹介していきます。
【注目!】中学生に人気の無料体験・資料請求のご予約はコチラから⇒
目次
塾に通うなら個別と集団のどっちがいいの?
中学生にとっての、苦手克服や成績アップ、志望校合格に頼りになるのが学習塾の存在です。
学習塾のスタイルとしては、個別と集団の2タイプが存在しています。
ではここからは、「個別塾(個別指導塾)と集団塾のどっちの塾を選ぶとよいのか」を解説していきます。
「学校の授業が簡単」と感じているなら集団塾もアリ
「中学校の授業内容は全て理解できている」、「主要5科目のなかに苦手な科目はなく、特に成績も悪くない」という中学生は、集団の塾に通うという選択肢もおすすめです。
集団塾は中学校と同様に、決められたカリキュラムに沿ってどんどんと授業が進んでいきます。
クラスのなかでも上位の成績者層と中程度の成績者層のちょうど中間あたりをターゲットにした難易度で指導しますので、上位層の生徒が成績をキープする目的や、中間層の生徒が発展的な問題への理解度を深める目的で通塾する場合は、効果に期待がもてます。
一方で、「学校での集団授業についていけていない」、「理解できない単元がどんどん増えている」という生徒は、学校での集団授業と同様に、集団指導の塾でも授業についていくことは難しいです。
集団塾でみんなのペース・みんなのレベルに合わせてハイペースに授業が進むことによって、より一層孤独感や焦燥感を深めてしまう方も多くいらっしゃいますので、学校の授業で苦手意識を感じていたり成績が伸び悩んでいる方は、個別塾のほうがおすすめです。
【おススメ関連コラム】中学生のテスト勉強の効果的な計画表の作り方を解説▶
そもそも、どうして中学校の勉強は難しいの?
小学生の頃は問題なく授業を理解できていたのにも関わらず、中学生になると急に勉強が難しくなったと感じる生徒は非常に多いです。
中学校の勉強が極端に難しく感じるのは、カリキュラム(学習計画)が要因のひとつになります。
小学校までの授業は生徒全員が学習内容を正しく理解できることを目標として、先生がクラス全体に目を配りながら授業を行っていました。
一方、中学校に上がると、教師はカリキュラムに沿って授業を進めなくてはいけないので、授業中に理解できていない生徒を見つけても「自宅で予習と復習にしっかり取り組むように」と伝えただけで、授業時間が終了してしまいます。
したがって、予習と復習の習慣が身についている生徒や、授業中に先生に対して大きな声で質問をする勇気のある生徒なら中学校の学習ペースに取り残されることはありませんが、そうではない多くの生徒は「なんだか最近、授業についていけない」と感じることになります。
中学生が成績を上げるためにはどうすればいいの?
中学校の勉強が難しいと感じる理由は、学校の授業が「カリキュラムに沿ったペース」で進んでしまうことだとご紹介しました。
そのため、「成績を上げたい」「志望校に合格する実力をつけたい」と考えている方は、授業のペースに合わせるのではなく「自分にぴったりのペース」「自分にぴったりのレベル」で学習していくことが重要です。
「自分にぴったり」の学習スピードとは?
学校の授業は一定のペースで進んでしまいますが、一人ひとりの生徒の理解力や得意・不得意科目は大きく異なります。
また、得意と感じている科目のなかでも、例えば「空間図形の問題はすらすら解けるけれど、素因数分解については全くわからない」というように、それぞれの単元によって理解度の差が生じることは、当たり前です。
大切なのは、それぞれの単元や科目のなかで「わからなかったけど、授業が進んでしまった」「なんとなくしかわかっていないけれど、まぁいいや」という部分を徹底的になくしていくことです。
中学校の勉強は、1年生の基礎・2年生の応用・3年生の実践が全てバランスよく積みあがることによって、初めて受験問題に立ち向かう実力につながります。
基礎の部分でわからない部分や、応用のなかで見て見ぬふりをしている単元があると、受験に挑むことができません。
したがって、志望校合格という中学生の学習の大きなゴールに向かって歩む過程で重要になるのは「自分の理解度に合わせたペース」、そして「自分の能力に合ったレベル」で学習していくこと、つまり「自分にぴったり」の学習を進めていくことなのです。
個別塾はどうして伸び悩む生徒にぴったりなの?
冒頭でご説明した通り、中学生が勉強につまずいてしまうのは「集団授業のペースと、自分の学習スピードと理解レベルがかみ合っていない」ことに起因します。
したがって、中学校の膨大な学習内容を理解するためには、自分自身のペースで学習を進めていく必要があります。
①自分のペースで学べる
個別塾には、学校や集団塾のように画一的に定められたカリキュラムは存在しません。
一人ひとりが自分のつまずいている部分まで戻って学びながら、自分のペースで学ぶことができるのです。
「今週は国語の勉強よりも、英単語を重点的に覚えよう」、「前の学年の単元だけど、どうしてもわからないから戻って学びたい」というように、自分の能力に合わせて自分の速度で学ぶことができるのが、集団にはないメリットとなっています。
もちろん基本的な学習だけではなく、何度も何度も問題に挑戦して理解度を深めたり、納得するまで解きなおしができるのも、個別の強みであると感じています。
②先生に質問しやすい
学校や集団塾の授業中に「先生、わかりません!」と手を挙げることのできる生徒はどれくらいいるでしょうか。
恐らく大半の生徒が、気恥ずかしさからわからない部分があっても質問をすることができず、ずるずるとそのままになっているはずです。
中学生の勉強は1年生の内容から3年生の内容まで連鎖しており、少しでもわからないままになっている部分があると、その先の内容が全てあやふやになってしまいます。
そのため、わからない部分がある時は、すぐに先生に質問することで「わからない」を解決していかなくてはいけません。
個別塾では、生徒1人〜4人に対して講師1人が担当として、生徒のすぐそばから学習の様子を見守ります。なにかわからないときは近くにいる講師にすぐ相談ができる環境だからこそ、「わからない」「できない」に対して、確実に対応することができるのです。
しかしながら「学校の授業についていけていない=個別塾に通うべき」と考えてしまうのは危険です。
個別塾のなかでも「本当に力がつく個別塾」を選ぶことが、大切になってきます。
勉強が苦手な生徒の個別指導塾の選び方
個別塾の多くは、一人ひとりの学習スピードに合わせて丁寧な指導を行います。
自分のペースで勉強を進めながら、わからない問題に関してもわかりやすく解説してくれますので「わからなかった部分が、わかるようになった!」と喜ぶ生徒がとても多いです。
しかしながら、「わかる」と「できる」には大きな違いがあります。
例えば実際の受験問題で「この問題を1年生の時に習った一次関数の公式を使って解きましょう」と出題されることはありません。
自分で問題文から使うべき公式を判断し、複数の公式を用いて正しい解を導き出すことができて初めて、合格に一歩近づくのです。
この「問題を解く力」は「わかる」というだけでは身につかず、何度も問題を解いて反復することで「できる」状態になって身につくものです。
ところが多くの個別塾では、授業内で行うのはわからない部分の解説のみで「反復練習は家でやってね」というスタイルをとっています。これでは「わかる」の状態で学習がおわってしまい、実力が身につかないのです。
代々木個別指導学院は「できる」まで徹底的に反復学習します
代々木個別指導学院では、生徒がつまずいている部分に関する解説を一人ひとりにぴったりのペースとレベルで行うのはもちろんのこと、授業内で反復練習までをしっかりと見守ります。
何度も繰り返して問題を解くことで徹底的に苦手を解消し、本当の意味で問題が解ける実力がつくまでをサポートする仕組みになっており、これこそが代々木個別指導学院のモットーとする「ワンランク上のめんどうみ」です。
また、生徒が質問しやすい雰囲気作りを行い、生徒の頑張りを褒めることを大切にしながらも、決して講師と生徒が馴れ合って雑談をしているうちに授業が終わるようなことはありません。
静かに黙々と勉強に集中しやすい環境のなかで、いつでも講師に質問できるという安心感のもと、勉強に対する理解度を一人ひとりのペースで深めていき、やる気につなげているのが特徴です。
【おススメ関連コラム】中学生のテスト勉強の効果的な計画表の作り方を解説▶
個別塾と集団塾のどっちにするか迷ったら代々木個別指導学院で決まり
中学生が学校の授業についていけなくなる理由、そして学習塾を選ぶときには個別塾と集団塾のどっちがおすすめなのかについて、詳しく解説しました。
中学校の授業、そして集団塾の授業は、あらかじめ定められたカリキュラムに従ってどんどんと進んでいきます。集団授業のレベルやスピードが自分自身にフィットしている場合は問題ありませんが、少しでも勉強についていけていないと感じているのであれば、個別塾で自分自身にぴったりのペースとレベルで学習を進めていくことが大切です。
「わかる」で指導を終わらせず、最終的に「できる」というレベルまで実力をつけていくためには、個別塾のなかでも、代々木個別指導学院が行っている「徹底的な反復練習の見守り=ワンランク上のめんどうみ」が必要不可欠です。
実際に集団塾と個別塾のどっちの塾に通おうか迷った際には、どうぞお気軽に代々木個別指導学院にご相談ください。
代々木個別指導学院は東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に77校あります。
【注目!】中学生に人気の無料体験・資料請求のご予約はコチラから⇒
東京大学卒業後、小中高生向けの通信教育事業に携わり、その後、大手出版社にて数々の参考書や辞書に編集に携わる。現在は都心に住む小中高生向けの塾選びのアドバイザーとしても活躍中。
■経歴
1967年 6月 高知県生まれ
1986年 3月 土佐高等学校 卒業
1986年 4月 東京大学教養学部文科1類 入学
1988年 4月 東京大学法学部第3類(政治コース)進学
1992年 3月 東京大学法学部第3類(政治コース)卒業
1996年 2月 株式会社増進会出版社 入社/通信教育事業部、株式会社ゼット会出版 書籍編集部にて勤務
2005年 2月 増進会出版社 退社
2005年 3月 株式会社三省堂 入社/辞書出版部 外国語辞書編集室、学参・教材出版部にて勤務
2021年10月 三省堂 退社
■これまでに編集を担当した書籍
『速読速聴・英単語Core 1800 ver.2』松本茂, 藤咲多恵子, Robert L. Gaynor, Gail K. Oura著、松本茂監修(Z会出版)2003年
『速読速聴・英単語Advanced 1000 ver.2』松本茂, 藤咲多恵子, Robert L. Gaynor, 古瀬哲也著、松本茂監修(Z会出版)2004年
『ウィズダム英和辞典 第2版』井上永幸・赤野一郎 編(三省堂)2007年
『財務情報英和辞典』菊地義明 著(三省堂)2008年
『デイリーコンサイス英和辞典 第8版』三省堂編修所 編(三省堂)2009年
『デイリーコンサイス和英辞典 第7版』三省堂編修所 編(三省堂)2009年
『ビジネス時事英和辞典』菊地義明 著(三省堂)2010年
『ビジネス実務総合英和辞典』菊地義明 著(三省堂)2010年
『グランドセンチュリー和英辞典 第3版』小西友七 監修/岸野英治 編(三省堂)2011年
『新しい常用漢字と人名用漢字』安岡孝一 著(三省堂)2011年
『ウィズダム英和辞典 第3版』井上永幸・赤野一郎 編(三省堂)2013年
『ウィズダム和英辞典 第2版』小西友七 監修/岸野英治 編(三省堂)2013年
『英語反意語辞典』富井篤 編(三省堂)2014年
『デイリーコンサイス和英辞典 第8版』三省堂編修所 編(三省堂)2016年
『グランドセンチュリー和英辞典 第3版 新装版』小西友七 監修/岸野英治 編(三省堂)2017年
『ウィズダム和英辞典 第3版』岸野英治 編(三省堂)2019年
『読解力と表現力を高めるSDGs英語長文Core』竹下厚志 著(三省堂)2020年