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目次
「もうすぐ定期テストなのに、スマホで動画ばかり見てしまう」
「受験が近いけれど、勉強をしたくない」
中学生なら誰もが経験したことのある、「勉強のやる気が出ない」という状況。
実は、勉強のやる気が出ないのは、あなたが悪いわけではなく、「勉強が難しすぎてわからない」というところに問題があります。
中学生になると勉強の難易度がグッと上がり、学習量も増えることから「どこから手をつければいいのかわからない」という状況に陥り、勉強のやる気が出なくなってしまうのです。
つまり、「勉強のやる気が出ない時=勉強の優先順位がわからなくなっている状態」ですので、正しい学習の計画を立てることができれば、自然と勉強のやる気が出てきます。
今回は、中学生に実践してほしい、勉強のやる気を出す学習計画の立て方をご紹介していきます。
勉強のやる気が出ずに困っている中学生はもちろんのこと、お子様がなかなか机に向かわないと困っている保護者の方にも参考になる内容になっていますので、最後までご確認ください。
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勉強に必要な【目標設定】
基礎的な内容を学習していた小学生の頃とは異なり、中学生の勉強は学問への入口です。
授業の内容も高度になり、進捗スピードも一気に早くなったように感じてしまい、結果として勉強へのやる気を失ってしまう方が非常に多くなっています。
勉強のやる気が出ないと悩んでいる方にぜひ試していただきたいのが、目標設定です。
これは受験に成功した多くの先輩方が取り入れている方法で、「自分はなんのために勉強をしているのか」について深く考えるきっかけになります。
勉強をしている目標を把握して、そのためにどのような勉強をする必要があるのかを理解することができれば、自然と勉強へのやる気が出てきますよ。
目標校や志望校の設定
中学生の勉強のゴールは、多くの方にとって第一志望の高校に入学することです。
そのためまずは、目標となる高校を定めましょう。
将来的に進学を希望している大学や、なりたい職業から逆算して第一志望校を決定する方も多いですが、「入りたい部活がある」「制服がかわいい」などの理由でも構いません。
大切なのは「この学校に入るために頑張りたい」と思える学校を見つけることです。
どうしても志望校が見つからない場合は「自宅から通学可能な公立高校」といった選び方で目標校を設定していきましょう。
目標校合格へのステップを確認
高校受験の目標が定まったら、志望校の合格条件を確認しましょう。
例えば都立高校の場合ですと、推薦入試だけでなく一般入試でも内申点が合否判定に大きな割合を占めます。
試しに現時点での内申点を計算してみると、「あと5点ほど換算内申点を上げないと、合格は難しい」「これだけ換算内申点があるのならば、志望校のランクをひとつ上げられるかも」というように、自分が努力すべきポイントが具体的に見えてきます。
また、「苦手な英語の長文読解で点数が取れれば、合格が近づくかも」「進学を希望する私立は3教科の入試なので、理・社以外の科目を重点的に勉強しておこう」などのように、一人ひとりの志望校によって、優先して取り組むべき勉強の内容は違います。
家族や先生ともよく相談して、自分だけの学習ポイントを作成しましょう。
毎日のToDoリストに沿って、勉強する
合格したい目標校と、合格のために必要なステップがわかったら、毎日どのように勉強をすればいいのかを計画しましょう。
例えば見事、第一志望の都立高校に合格した先輩であるAさんの例をご紹介します。
第一志望の高校に合格したA先輩
Aさんは中学2年生の終了時に内申点を計算してみると、志望校に合格圏内の換算内申点まではあと3点ほど点数を上げる必要がありました。
5教科のなかでも一番内申点が低い英語を重点的に学習することに決め、定期テストでの英語の点数を20点上げようと目標を立てました。
定期テストでの英語の点数を上げるために行った具体的な方法は、以下の通りです。
- 英単語が覚えきれていなかったので、中学入学後に習った英単語を1日15個ずつ復習する
- 英語の授業の予習・復習を徹底し、わからない部分はその日のうちに先生に相談する
- 長文読解の力がつくように、自宅で毎日2ページ以上問題集を解く
また、英語の学習時間を多く確保することで、他の科目の勉強がおろそかになり、結果として内申点が下がることのないように、今まで点数が取れている科目の勉強時間を減らさないことを意識しました。
英語の学習時間は、毎日の習慣だった1時間のオンラインゲームを30分にすることで捻出したので、「合格までゲームはしない」といった無理な我慢をすることはしていません。
この勉強法を1年間続けた結果、Aさんは定期テストでの英語の点数が35点ほど上がり、結果として志望校に合格することができました。
大人になってからも大切なことですが、自分の頭で将来を考え、ゴールに向かってどのように歩めばよいのかを組み立てることができる人は、受験においても必ず成功します。
自分自身と向き合い、自分の考えを行動に移すことから始めていきましょう。
中学生の勉強の基本は予習と復習
授業を聞いて宿題を提出していればよかった小学生の頃とは異なり、中学生の学習においては予習と復習がとても大切です。
「勉強のやる気が出ないな」という時に、これだけやっておけばOKな学習方法を確認しておきましょう。
授業の前日は、必ず教科書に目を通す
勉強のやる気が出ない時にまず手に取ってほしいのが、翌日に授業がある教科の教科書です。
教科書を手に取り、前回の授業で学習したページと、明日の授業で学ぶ予定のページに3回ずつ目を通しておくか、音読しておきましょう。
その際に、以下の3点に取り組んでおくことで、一気に授業への理解度が深まり、勉強に対する苦手意識が軽減されます。
- わからない単語や漢字は調べておく
- 疑問に思った部分にラインを引いておく
- 前回の授業範囲の問題を解きなおし、再び間違えた問題がないかを確認する
勉強のやる気が出ない時は、このように簡単な予習と復習のステップから勉強を始め、しっかりと授業についていく準備をしておきましょう。
何をすればいいかわからない時は復習からはじめよう
中学生にとって一大イベントである受験では、中学3年間で積み上げてきた学習の全てが出題範囲となります。
「難しい」「わかるわけがない」と感じてしまうような問題であっても、その多くは1年生や2年生で習得した基本的な知識と、ほんの少しのひらめきで解ける問題ばかりです。
授業が終わった直後はもちろんのこと、定期的に復習を行う習慣を身につけて、一度習得した基礎が頭から抜け落ちていないか、理解しきれずにいる部分がないかを徹底的に確認していきましょう。
勉強のやる気が出ない時の復習法
実際に志望校に合格した先輩が勉強のやる気が出ない時に取り組んでいたのが、前学期の小テストや定期テストの「解きなおし」です。
何から手をつけたらいいのかわからなくて勉強のやる気が出ないと感じていたB君は、「自分が理解できていない部分はどこか」を見つけるために、中学校入学後からの小テストや定期テストの解きなおしを行いました。
その結果、数学では関数の基礎、国語では古文の文法から理解できていないことがわかったのです。
そこで「わかったつもり」「できたつもり」でいた数学と古文は1年生の教科書に戻って勉強をやり直し、反対にほとんど間違えていなかった現代文と英語は発展問題の掲載された問題集を用意して取り組むことで実力を伸ばしていき、見事志望校への合格を果たしました。
勉強のやる気が出ない時は、何から手をつければいいのかを解きなおしによって見極めましょう。
ライバルは過去の自分
勉強のやる気が出ない方に多いのが「どうせ頑張っても●●君のような点数はとれない」「▲▲さんは帰国子女だから英語が得意でずるい」という悩みです。
自分の点数が上がらずに落ち込んでしまったり、頑張っているつもりでも結果が伴ってこない時は、隣の芝が青く見えてしまい、勉強のやる気を失いがちになります。
中学校生活のひとつのゴールである受験は、一人ひとりの志望校に向かって、それぞれが精一杯の努力をすることが必要になります。
友人やクラスメイトと成績を比較するのではなく、「昨日の自分よりどれくらい頑張ったか」を目安にしましょう。
昨日より1分でも長く頑張る
他の人の成績と比べてしまって勉強のやる気が出ない時は、昨日の自分より1分長く勉強することを心がけてみましょう。
先ほどもご説明した通り、受験はそれぞれの目標に向かって頑張る個人戦です。
合格までに必要なステップや、復習や問題演習に必要な時間などは一人ひとり異なります。
そのため他の人と成績を比較したり、努力の量を比較しても、成績アップには結びつかないのです。
他の人と比較して落ち込んでしまうよりも重要なのは、過去の自分を超えるための努力をすることです。
特に、現在スランプに陥ってしまっている方は、昨日の自分より1分でも長く努力をしてみましょう。
学習計画・学習内容を見直す
勉強のやる気を引き出すためには、「学習計画・学習内容を見直す」というのもおすすめです。
心から行きたいと思う高校の合格に向けてきちんと学習計画が立てられているか、合格を実現するための学習プランになっているかなどを見つめなおすことによって、再び勉強へのやる気を取り戻すことにつながります。
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代々木個別指導学院は中学生のやる気を引き出します
勉強のやる気が出ない時は、
- 志望校合格までの学習計画を立てる
- まずは予習と復習から学習習慣を身につける
- 自分自身の成長と向き合い、必要に応じて学習計画や学習内容を見直す
というステップを踏むことによって、成績アップや合格がグッと近づきます。
「やる気を出せ」と言うだけでは勉強のやる気を引き出すことはできません。
代々木個別指導学院では、生徒一人ひとりが「できるようになる」、「解けるようになる」までサポートすることで、生徒が「できる」を実感します。
生徒の自信がやる気に繋がり、やる気が成績アップに繋がっていきます。
勉強のやる気が出ないとお悩みの方は、まずはお気軽に代々木個別指導学院までご相談ください。
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